2009.9.16
事業報告
平成21年9月16日(水)水天宮前のロイヤルパークホテルで、恒例となっている三田法曹会との合同研修会が開催されました。
今回は東京弁護士会税務特別委員会委員長であり、日弁連税制委員会の委員でもある三田法曹会会員 菅原 万里子先生に「中小企業の事業承継に伴うM&Aについて」講演していただきました。菅原先生には以前にもこの合同研修会で「ストックオプション課税等をめぐる問題点について」講演をしていただいております。
中小企業の事業承継問題は、税理士・弁護士ともに専門家として関与先から相談を受ける機会も多く、また事業承継の最終手段としてM&Aの活用も関与先の関心も高いテーマであるため、両会あわせて40名強の会員が皆真剣に聞き入っておりました。
講演の内容ですが、
(1)事業承継の手段としてのM&Aについて
(2)M&Aの手段とそのプロセスについて
(3)デューデリジェンスの重要性と注意点について
(4)契約書及びその他の留意事項について
先生の体験談(苦労話?)を交え丁寧にご説明をしていただきました。特にデューデリジェンスについては、税理士も財産評価という形で実務上触れる機会も多いかと思いますが、財産評価以外の様々な注意点について参考となった会員の皆様も多数いらっしゃるのではないかと思います。
講演後は、菅原先生を交えて懇親会が行われました。懇親会では秋の合同コンペの日程も発表され三田法曹会とも更なる親交を深め和やかのうちに閉会いたしました。(熊谷洋平)
当会には、大学卒業者のみならず、慶應義塾で学んだ税理士(例えば、幼稚舎・普通部・中等部・高校・大学院・税理士補佐人講座修了者・通信教育・外国語学校・その他)であれば、どなたでもご入会いただけますので、ぜひご入会下さるようお願いいたします。